スマホの海に落としてしまった!?対処法をご案内!

いまや一般的な機能となったスマホの防水機能。

しかし、あくまで想定されているのは真水での水没。

お湯や海水に落ちればひとたまりもないのが事実だったりします。

これからの季節、マリンレジャーなどで海に行く機会も増えてきます。

そんな際、スマホが海に落ちてしまったら…

そうならない様にも、しっかり防水ケースにスマホを入れることをオススメします。

海に落としてしまったスマホの内部写真

では実際、スマホを海に落としてしまったらどうなるのでしょうか。

こちらは、実際にスマホ修繕堂でお預かりした海水没端末の内部写真です。

この端末は「Pixel 4」でIP68と、規格上最高の防水防塵機能を持っています。

これは、iPhoneシリーズと同じ防水性能です。

しかしながら、海水に使ってしまった結果、この様に基板が大きく腐食しています。

とくに、海水には電子機器の大敵である塩分も含まれています。

塩分と金属が反応してしまうことで、より広範囲に腐食が広がってしまうわけです。

もし海水に落としてしまったら

どんなに気をつけていても、不注意で落としてしまった…ということは起きてしまいます。

そうなった際に行うべき手順をご案内します。

1.電源をオフに

まずは、何よりも先にスマホの電源を切ることが大切です。

多くのスマホは、水没時にショート等で電源が切れます。

しかし、もし水から引き上げたあとも電源がついていたら早急にOFFにします。

2.流水で洗浄

続けて、スマホを水洗いします。

多くの水没の対処記事では、乾燥剤と密封して乾燥と書かれています。

しかしながら、海水没の場合は何よりも塩分の除去が必要です。

すぐに流水で塩分を洗い流す必要があります。

もちろん、洗ったことで別のパーツに不具合が起きてしまう可能性もゼロではありません。

しかし、最悪基板さえ生きていれば大切なデータが守れます。

躊躇せずに、しっかりと洗い流します。

3.水に漬ける

スマホを十分に洗い流したら、乾燥させるのではなく水に漬けこみます。

タッパーやジップロック等にスマホが十分に浸かる量の水を入れます。

この際、薬局等で売られている精製水を利用するのがオススメです。

もちろん、トラブルは突然のハズなので、水道水でも問題ありません。

また、可能であれば水に重曹を溶かします。

重曹によって、少しでも塩分による腐食を抑えるためです。

4.修理業者へ

ココまでの作業が終わったら修理業者へスマホを送りましょう。

残念ながら、正規店やキャリアショップの場合、水没端末は本体交換になります。

そのため、大切なデータを取り戻すには所謂非正規店を利用する必要があります。

もちろん、当店でもデータそのままでの修理が可能です。

水没修理は時間との勝負です。

お早めの修理依頼をオススメします。

まとめ

ここまで、海水没してしまったスマホの対処をご案内しました。

しかしながら、水没しないことが一番に変わりはありません。

海や川でのレジャーを楽しむ際には、しっかり防水ケースを利用することをオススメします。